この愛は、絶望を知らない

ゴースト&レディ。当たり前のことだけれど初見で感じたことはもう二度と感じ得ないので、ほやほやのうちに。ネタバレも、ネガティヴも。 全体観。一幕を見終わった段階では、あー多分はまらないかもと思ってしまった。理由は後述するけど主に音楽のところで…

だが心は清らか

私がオペラ座を繰り返しみるようになったきっかけでもある高井さんファントムはもう見られないという現実にようやく向き合えるようになったので、横浜公演に。 記憶の混同は否めないのだけれど、当時とは全く別物として新鮮な気持ちで観られたので書き残して…

御手に委ねます

東京公演の心残りを払拭するべく、いざ京都まで。 熱気が一段と増していたし、劇場のつくりもあるのかそれぞれの歌唱が最大限オープンに感じられた。東京はあのこじんまりとした空間・客席で、しかも九割九部リピーターとなると観客込みで一つの宗教っぽいな…

どうして愛したのか

実は1回目は二階席後方ということもあってか、物語においても俯瞰視点が勝ってしまい没入できなかったのだけれど、2回目は一階席上手2列目という私史上なかなかの良席で観劇。俳優さんの表情、細かなボディランゲージ、衣装や小物に至るまでこの作品の構成物…

贖罪

ふと愛犬の写真や動画を見る。 まだ若々しくはつらつな頃、老いてもなお変わらぬ笑顔、死の直前。 彼がいなくなってからすぐの頃は、「愛犬に会いたい」という独りよがりな思いから涙したが、いつしかそれは「生きている間になぜもっとしてあげられなかった…

あなたは私の中で

約10年ぶりのウィキッド東京公演。今期は奇跡的に3回ものチケットを入手し、無事My楽を迎えたのでこちらに観劇記録を残しておく。 エルファバは三井さん2回と小林さん1回。お二人とも声の伸びやかさが本当に素晴らしいし、音域も無理がないから安心して聞け…

焦がせ

ノートルダムの鐘千秋楽。 いつもノートルダムって余韻に浸りつつ、結構翌日なんかは切り替えられている方だったのだけれど、千秋楽ということを差し置いてもとても良い観劇体験で、珍しくひきずっている。 まず寺元さんカジモド。引きずっている要因でもあ…

王様じゃない、同じただの男だ

ALWの音楽の中でも、とりわけジーザス・クライスト=スーパースターは秀逸だと思っていて、そんな演目のジャポネスクバージョンが10年ぶりに上演ということもあり大変心待ちにしておりました(チケット戦争を勝ち抜き3公演分無事ゲット) 実はエルサレムバー…

サンクチュアリ

今流行りの、ネトフリドラマではありません。劇団四季のノートルダムの鐘。もうかれこれ数十回は観ているのでは?(残業代を新幹線代に換金して京都遠征したこともしばしば、、) 四季の演目を純粋に好きな方には本当に顔向けできないんだけど、演目×役×キャ…